またたびスプレーの作り方と使い方

またたびは、マタタビ科のつる性の植物で、別名「猫草」と呼ばれています。その葉や茎にはネペタラクトールという成分が含まれており、猫に強い興奮作用を与えます。このネペタラクトールを抽出したものが「またたびスプレー」です。

またたびスプレーは、猫のしつけや遊びに役立ちます。例えば、引っ掻き防止にスプレーしたり、爪とぎの誘導に使ったりすることができます。また、興奮状態の猫を落ち着かせたり、不安を和らげたりする効果も期待できます。

またたびスプレーの作り方

またたびスプレーは簡単に手作りできます。

材料:

• またたびの葉または茎 50g
• 無水エタノール 100ml
• スプレーボトル

手順:

1. またたびの葉または茎を細かく刻む。
2. 無水エタノールと刻んだまたたびをスプレーボトルに入れる。
3. ボトルを密閉し、冷暗所で2週間以上熟成させる。
4. 熟成後、ボトルを振って中身を混ぜ合わせる。
5. ガーゼなどで濾して、残渣を取り除く。

またたびスプレーの使い方

またたびスプレーは、猫の顔や体に直接スプレーしないでください。また、目や鼻などの粘膜に付着しないように注意しましょう。

使い方:

• 家具や爪とぎにスプレーする（引っ掻き防止、爪とぎ誘導）
• 猫の遊び道具にスプレーする（興奮促進）
• キャリーバッグやケージにスプレーする（不安解消）
• 猫の顔の周囲にスプレーする（興奮を抑える）

効果と注意点

効果:

• 引っ掻き防止
• 爪とぎ誘導
• 興奮促進
• 不安解消
• ストレス緩和

注意点:

• 猫の顔や体に直接スプレーしない。
• 粘膜に付着しないように注意する。
• スプレー後は換気をよくする。
• 猫によっては反応しない場合がある。
• 長期間使用すると依存症になる恐れがある。

効果的な使い方のヒント

• 効果が弱い場合は、またたび濃度を上げる（無水エタノールを減らす）。
• 毎日同じ時間帯にスプレーすると、猫が習慣化する。
• スプレーは短めに、1回あたり数秒程度にする。
• スプレー後は猫の様子を観察し、反応が強すぎる場合は使用を控える。

おわりに

またたびスプレーは、猫のしつけや遊びに役立つ便利なアイテムです。ただし、適切な使い方を守り、愛猫の健康に注意して使用するようにしましょう。

よく使う質問

Q. またたびスプレーは安全ですか？

A. 一般的には安全ですが、猫によってはアレルギー反応が出る可能性があります。また、長期間使用すると依存症になる恐れがあるため、適切に使用してください。

Q. またたびスプレーの効果はどのくらい続きますか？

A. 効果は猫によって異なりますが、通常はスプレー後15～30分ほど持続します。

Q. またたびスプレーが効かない猫もいますか？

A. はい、猫によってはネペタラクトールに反応しない場合があります。

効果的な戦略

• 短めにスプレーする: 1回あたり数秒程度に抑えましょう。
• 同じ時間帯にスプレーする: 猫が習慣化しやすくなります。
• 濃度を調整する: 効果が弱い場合はまたたび濃度を上げましょう。

一般的な間違いを避ける

• 猫の顔や体に直接スプレーしない: 粘膜に付着すると危険です。
• 長期間使用しない: 依存症になる恐れがあります。
• 効果がないからといって何度もスプレーしない: 過剰な使用は逆効果です。

事例

事例1:

愛猫が家具を引っ掻くのが悩みでした。またたびスプレーを家具にスプレーしたところ、引っ掻く行為が激減しました。

事例2:

引っ越しがストレスだった猫が、キャリーバッグにまたたびスプレーをスプレーしたところ、落ち着いて移動することができました。

事例3:

興奮して爪とぎをしていた猫にまたたびスプレーを噴霧したところ、爪とぎをやめて遊んでいます。

これらの事例からもわかるように、またたびスプレーは猫のしつけや遊びに効果的に活用できます。ただし、適切な使い方を守り、愛猫の健康に注意して使用することが大切です。